青年から中年に良く見られ、皮膚のターンオーバーの亢進を認めます。特徴的な皮膚の症状として、分厚い銀白色の鱗屑(フケのようなカサカサ)を伴った赤みを認めます。正常な部分の皮膚に刺激を与えたり、こすったりすると、そこに乾癬と同じ病変が現れるケブネル現象というものがあります。
尋常性乾癬、滴状乾癬、膿胞性乾癬、乾癬性紅皮症、関節症性乾癬の5つの病型に分類されています。治療はステロイド軟膏の外用や紫外線療法(当院ではエキシマレーザーを完備)などで治療します。近年の乾癬に対する研究は非常に進んでおり、数年前に治りにくかった病変も今ではかなり良くなりますので、お悩みの方は早めに皮膚科専門医に受診しましょう。